ニセコに新空港や札幌の高速道路環状化など提言 日本プロジェクト産業協議会が東京でシンポジウム開催

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 鉄鋼や建設などの企業でつくる日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)は10日、東京都内で北海道など4地域の開発構想を提言するシンポジウムを開き、ニセコ地域周辺への新空港建設や札幌市内に高速道の環状線を新たに整備する提言を発表した。
 JAPICは地方創生や減災・防災を目的に、地方でのインフラ開発に関する12の構想を提言している。今回は北海道、近畿北部、四国、沖縄の4地域を対象に、2年前から各地域のワーキンググループ(WG)で議論した新たな構想を明らかにした。

ニセコ不動産会社CEOの視点

真狩町に空飛ぶ飛行機が離着陸できる場所ができる。そんなニュースもあったが現在、動きは感じられない。北海道のヘリ観光でニセコを訪れるサービスも試験的に開始された。新千歳空港からニセコまで車で約2時間。ニセコは決してアクセスのよい場所ではない。ニセコに向かう道のりは一本道も多く、事故の多い冬は予定通りに移動できないリスクもある。

そういったことを考えると、世界有数のパウダースノーを手っ取り早く楽しみたい。そんな富裕層にとってわずかな時間でスキー場までアクセスできる、ニセコ周辺地域の新空港建設へのニーズは非常に高い。

しかし、巨額の建築コストから始まり、空港維持のランニングコスト、インフラ整備など問題は山積み。静かで自然豊かなことを大切にしている住民にとって、環境破壊、騒音問題、CO2排出量の増加などは大きな問題となる。

町の発展と環境の保全。
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