冬のニセコ宿泊客過去最多予約 海外客好調も交通事故が多発 注意喚起

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 【倶知安、ニセコ】今冬のニセコ地域(後志管内倶知安、ニセコ両町)の宿泊予約が、新型コロナウイルス禍からV字回復し過去最多だった昨冬実績を上回る勢いとなっている。約8割を占める海外客が好調で、昨冬急増した米国からの客も伸びている。一方、ゲレンデの混雑や地元客離れに加え、外国人ドライバーによる事故や救急体制の逼迫(ひっぱく)など地域に与える影響も危惧される。

 

ニセコ不動産会社CEOの視点

コロナ後のニセコエリアでは、宿泊者数が着実に回復しています。特に2022年から2023年にかけては、国内外の観光需要が回復したことにより、宿泊者延べ数が増加しました。例えば、2023年度上期(4月〜9月)の宿泊者数は前年度比で約18%増加し、合計44万6千人以上に達しました。下期も堅調で、冬のスキーシーズンに多くの観光客を引き込んでいます。

また、地域全体での観光客数も増え、通年型観光地を目指す取り組みが続いています。ただし、コロナ禍の影響で発生したインバウンド需要の急激な減少の影響は完全には解消しておらず、持続的な観光発展が課題として挙げられています。

今後は観光客体験の質向上や地域資源の活用を進めつつ、北海道新幹線の開業や新たな宿泊施設の建設を通じて、さらなる観光需要の拡大が期待されています。

【冬のニセコで事故を起こさないために】

リゾート気分で浮かれていると思わぬ事故に遭遇することがあります。特に冬の北海道の運転は慣れている地元民でも事故を起こすことがあります。雪の降り始めは路肩に落ちている車をよく見かけます。

北海道の冬道を運転する海外観光客にとっては、雪や氷の影響で独特の注意が必要です。以下のポイントに留意してください。

1. タイヤと車両準備

  • 冬用タイヤ: 必ずスタッドレスタイヤを装着した車を利用してください。多くのレンタカー会社は冬季用のタイヤを標準装備しています。
  • 四輪駆動(4WD)の選択: 雪道では安定性が増すため、4WDの車がおすすめです。

2. スピードと車間距離

  • 低速走行: 雪道や凍結路ではブレーキが効きにくいため、通常よりも速度を落としましょう。
  • 車間距離を確保: 急ブレーキが避けられるよう、前の車との間隔を十分に取ることが重要です。

3. 路面状況への注意

  • ブラックアイス: 路面が一見乾燥しているように見えても、薄い氷が張っている場合があります。日陰や橋の上は特に注意が必要です。
  • 除雪車両の動き: 除雪作業中の車両が通行することがあり、その後の路面状況が滑りやすい場合があります。

4. 基本的な運転テクニック

  • 急ハンドル、急加速、急ブレーキを避ける: 車がスリップする原因になります。
  • 坂道の運転: 下り坂では特に速度を落とし、エンジンブレーキを活用してください。

5. 気象と道路情報のチェック

  • 天気予報と道路状況: 出発前に最新の情報を確認しましょう。「北海道開発局」や「日本道路交通情報センター」のサイトが便利です。
  • 吹雪への対応: 吹雪では視界が悪くなるため、運転を控え、安全な場所で待機してください。

6. 緊急時の備え

  • 携行品: スマホ充電器、防寒具、飲料水、食料などを車内に準備しておきましょう。
  • 緊急連絡: 日本では「#9910」が道路緊急ダイヤル、事故やトラブル時には「110」(警察)や「119」(消防・救急)を利用できます。

7. 文化的な注意点

  • ハザードランプの使用: 雪道で停止する際やスリップを避けるために速度を落とすときは、ハザードランプを点灯すると周囲に分かりやすい合図になります。

これらの基本を守ることで、北海道の冬道をより安全に楽しむことができます。旅行前にはレンタカー会社や地元の案内所から詳しいアドバイスを得るのもおすすめです。

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