お誘いして頂いたので前回に引き続き参加いたしました。
『町の発展と景観の保護』
不動産の町といっても過言ではないニセコ町。
相反する利害をクリアする明確な指針をたてることが急務だと思っています。
実は僕の家のすぐ側では今までで一番問題になった開発がありました。
そこで開発業者のスタンス、地域住民の方々の感情など長い間観察していました。
そして、今までたくさんの人を見て、話を聞いた結論は
住民は家の前に何が立っても嬉しくはないし、
開発業者は利益しか考えていないということです
それを打開する唯一の手段は、
「開発をするたびに、町民の暮らしが豊かになること」
僕はそれを一貫して住民説明会や様々な場所で訴えています。
例えば周辺住民が、開発されたホテルのプールやレストラン、
エステなどの施設を優待料金で使えるとか、
建築家の洗練されたデザインの公園を子供達のために開放するなど、
互いに歩み寄れることはたくさんあります。
開発をするたび、町にプールができた、図書館が広くなったとか、
オーガニックな洗練されたスーパーができた、道路が花で飾られるようになった等
「あの開発があったおかげで私達はの暮らしが豊かになった」
これからはそういった住民と開発業者の調和路線が必要だと思っています。
そのためには、ニセコで開発するときは、まず、環境と景観に配慮し、
『どのように地域住民の暮らしを豊かにするのか?』
住民の為に行うことをガイドライン化する必要があると思います。
企業が「住民ファースト」でできることは無数にあります。
当然、開発業者としては、ハードルが上がります。
しかし、厳しい基準をクリアして開発できた企業は、
そのこと自体がブランディングになります。
町を豊かにする企業として認知されれば、企業価値も向上します。
片山町長率いるニセコ町はSDGsの最先端の町づくりをしています。
だからこそ、我々が力を合わせれば、
自然と住民と企業が調和する、これからの開発のありかたを
この小さな町から世界に発信していけると思っています。
ニセコエリアが世界一住みやすい場所になりますように!
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